日産、CIVACおよびCOMPAS工場の操業を終了へ
日産自動車は、メキシコにある2つの工場、モレロス州クエルナバカのCIVAC工場と、メルセデス・ベンツとの共同運営でアグアスカリエンテス州にあるCOMPAS工場の操業を終了する予定であることが、AutoNewsに語った決定に関わる2つの情報筋により明らかになった。
報道によれば、アグアスカリエンテスにあるCOMPAS(Cooperation Manufacturing Plant Aguascalientes)コンプレックスは来年初めに操業を終了する予定であり、CIVAC工場は2027年3月まで操業を継続するという。
最初に言及されたCOMPAS工場では、日産は年末までにインフィニティQX50およびQX55の生産を終了する。一方、メルセデス・ベンツは数か月後にGLBの組立を終了し、10年前に設立された同工場での共同事業体は解消される予定である。
報道によると、1966年に開設され、日産が日本国外で初めて建設したCIVAC工業団地での生産は、アグアスカリエンテスにある他の2つの製造拠点へ統合されるという。
CIVAC工場では現在、ラテンアメリカおよびアジア市場向けに「フロンティア」や「ナバラ」の名称で販売されるNP300ピックアップトラックを生産しており、少量ながらヴェルサの組立も行っている。
過去の報道では、日産の現CEOであるイバン・エスピノーサ氏が、メキシコでの組立業務の解体には消極的だったとされている。なぜなら、それにより中国の自動車メーカーが、インフラだけでなく日産が数十年かけて育成してきた人材を活用する形で、その拠点を占有する可能性があるためである。

https://mexico-now.com/nissan-to-cease-operations-at-civac-and-compas-plants/
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