叫び声の後、海面にうつぶせに シュノーケリング中の中国人男性が溺れ死亡 沖縄・宮古島のアパラギビーチ
沖縄タイムス 2025年11月29日 8:33
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1724050
中国では、内陸部や農村地域を中心に学校にプールが設置されていない地域が多く、水泳教育の格差が長年の課題となっている。中国教育部の調査によると、都市部の学校プール設置率は地方部の3倍近い差があり、地域によっては「学校にプールが一つもない」自治体も珍しくない。
海南省で行われた小中学生を対象とした調査では、約8割の児童が“泳ぐことができない”と回答したと報告されている。上海や北京など沿海・都市部ではスイミングスクールが普及し一定の水泳経験者がいるものの、内陸部では依然として水に触れる機会が乏しい状況が続く。
専門家は、こうした教育環境の違いが「成人の泳力格差」を生み、海外旅行先での水難事故につながっている可能性を指摘する。近年、中国人観光客の増加に伴い、東南アジアや日本の海での溺水事故が目立ち、現地当局も注意喚起を強めている。
水辺のレジャー経験が少ない層が一定数存在する中で、安全講習の普及やライフジャケット着用の徹底など、基礎的な水上安全教育の重要性が改めて浮かび上がっている。
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