自民党の世耕弘成前参院幹事長は4日、離党する意向を表明した。同日に離党届を提出した。党紀委員会が政治資金問題の処分として離党勧告を科すと決定したのを受けて国会内で記者団に明らかにした。世耕氏は参院安倍派の会長を務めた。

世耕氏は「（参院安倍派会長として）政治的責任を取るべきだと考えて、（党紀委に）弁明書を提出することもせず、決定に従って離党することを決断した」と述べた。

安倍派の政治資金パーティー収入の還流は安倍晋三元首相が2022年4月に中止を指示したものの、安倍氏の死去後も続いた。世耕氏は同じく離党勧告を受けた座長の塩谷立氏らとともに同年8月に還流の是非を協議していた。

党紀委は派閥の幹部として、止められる立場にあったにも関わらず対処しなかったことの責任を重くみた。


ソース　
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA048OK0U4A400C2000000/