昨年12月に韓国から山口県下関市にフェリーで金塊約30キロ（約2億9000万円相当）を密輸したとして日本人と韓国人の男計5人が関税法違反で起訴された事件で、第7管区海上保安本部（北九州市）は27日、別の男女4人を同法違反容疑で逮捕したと発表した。

4人は、大阪市北区の会社役員（41）、住居不定の個人事業主（31）、いずれも韓国籍で東京都台東区の会社役員（63）、千葉県我孫子市の会社役員（31）の各容疑者。

発表などによると、4人は男5人と共謀。昨年12月6～7日、韓国・釜山港と下関市の下関港を結ぶフェリー内に金塊30個（約30キロ）を持ち込み、活魚運搬車内に隠して無許可で輸入した疑い。門司税関との共同捜査で、今年1月末～2月上旬に逮捕した。

また、昨年12月4～5日にも同様の手口で金塊を密輸したとして、この4人を同法違反容疑で再逮捕した。7管は「捜査に支障がある」として、4人の認否や役割を明らかにしていない。

7管は、輸入時の消費税納付を免れて利ざやを得る目的で、この9人が何者かと共謀して組織的に金塊密輸を繰り返していたとみて調べている。


2/28(水) 17:39 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/19331dcbc0f6dd41f21529ccaac96b7a19f70982

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